苦痛の中の父

皆様、億劫(一劫の億倍、極めて長い時間のこと)の時間と精誠を注ぎ、御自身の子女として創造した人間が、堕落によってサタンの血統を受け、暗闇の中に隠れてしまってその瞬間から、神様が受けられたその苦痛がどれほど大きいか御存じですか。骨がきしみ、身が震える凄絶な苦痛の中で数千、数万年を耐え、待ってこられた皆様の父が、どれほど長く剣難な蕩減のトンネルを経てこられたのか、考えてみましたか。このようなかわいそうな父のために、一瞬でも涙を流してみたことがあるのかということです。(「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」のメッセージから)

神様の事情と心情を証しした文鮮明先生。
私は統一原理を知るまで、神様の心情について考えたことがありませんでしたし、神様が悲しみの苦痛の中で生きてこられたという事実を知りませんでした。
では、今は知っているのかと問われれば、心の底から納得して答えることのできる自分の姿ではないと言わざるを得ません。
「このようなかわいそうな父のために、一瞬でも涙を流してみたことがあるのかということです」という、文鮮明先生の御言葉が胸に突き刺さります。
私の父である神様の苦痛を取り除いて差し上げる私になっているのか。
基元節を前に、ただ自分のことばかりを考えてはいないだろうかと、自省の念に迫られます。