天情時代とは

人類歴史の流れを摂理史的な目で見てみると、時代の変遷は大きく3段階に大別されます。1番目は「物情時代」、すなわち物本主義的物質優先時代です。そして2番目には、「人情時代」、すなわち人間の知識と天の公平な感情を前に立てて世界を支配してきた人間中心主義時代です。
しかし、このような時代は過渡的時代です。人間が堕落性を脱ぎ捨てて本然の姿を取り戻し、神様を父として侍り、統一された一つの家族を成して暮らす時代に入っていくうえで、経なければならない過程的な時代なのです。結婚祝福を通して内外両面で聖別された基台の上に絶対的な基準を立て、「ために生きる人生の道」を行くべき最後の段階の時代が「天情時代」です。すなわち、おひとりの神様の心情に回帰する天一国の時代を開いていく時が、今日の私たちが生きている、正にこの時代であることを肝に銘じてくださるよう願います。(「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」のメッセージから)

文鮮明先生は、<人類歴史の時代的変遷>を以下のように説明しました。

①物情時代:物本主義的物質優先時代
②人情時代:人間中心主義時代
③天情時代:神様の心情に回帰する天一国時代

共通する言葉は「情」です。
これを「欲望」あるいは「欲求」と置き換えてみてはどうでしょうか。
天情時代は、「ために生きたい」時代であり、「神様の心情に回帰したい」時代であるということです。
今の時代は、まずもって神を発見しなければならない時代です。
神を認識しなければならない時代です。
物ばかりを見てきた時代、人間ばかりを見てきた時代が終わり、神と人間と万物の存在と関係が明確に理解される時代を迎えなければなりません。
これを一言で表現すれば、「One Family under God」ということです。
「神様を父として侍り、統一された一つの家族を成して暮らす時代」だと文鮮明先生は言われます。
今がどのような時代なのか、この時代認識の転換が伝道のための、統一原理、神主義を理解するための環境創造の一つであると考えます。